先生と彼岸花

第五部 124ページ

 この絵は講演会に使いました。

 場面は保がすねて部屋にこもってしまい、心配した立松先生が少し話をしようと保を夜道の散歩に誘います。そして夜の中土手で保はぽつぽつとすねていた理由を先生に話しはじめます。

 この場面をどうして講演会に使ったかというとこの場面に先生と生徒の理想像があると思われたからです。立松先生はまだ20代前半の若い先生ですが保が話しやすいように場面を変えたり、じっと保が話したくなるまで待っていました。そして話を聞き終わった後、保を傷つけないようひねくれによう一生懸命保にわかるように説明するのです。

 松本先生はこれ現代でも通用する

 現代、時間がないと理由を説明しないで結果や命令などをすぐに言ってしまう傾向にあります。幼少期から少年期は自我を育てる大事なときです。だからこそちゃんと理由を説明してわかってもらうことが大切なのでは、というのを私は思います。

 

 

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