プロローグ神部界

神部界とは、その名のとおり神々の住む世界。

その神部界の中心に位置するのが創界山です。

その創界山の頂上には、神部界を治める聖龍妃様がおられます。

神部界には、東斗七星界、北斗七星界、南斗七星界、西斗七星界という星界があります。

それらの王をまとめるのが創界山の聖龍妃様のお役目です。

そして、もう一つ聖龍妃様には、お役目があります。

それは、『虹を護る』という大事なお役目。

そう、創界山の、神部界の平和の象徴ともいえる虹を護るという。

ですが先のアンコクダーとの戦いにより、聖龍妃様はお亡くなりになられてしまいました。

今は翔龍子様、虎王様が治められています。

しかし聖龍妃とは受け継がれる名前です。はやく聖龍妃様を決めなくてはなりません。

なぜならば神部界は巫女が治めると決められているからです。

ですが聖龍妃様の子には女はいませんでした。

ですので血縁をたどって探しましたが見つかりません。

しかし可能性はまだあります。神下りをした聖龍妃様の妹君の子孫です。

そして虎王様は旅立ちました。神下りをした守部の分家を探して。

2004/1/24脱稿

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